・ポーカーのGTOツールが何か知りたい
・最速で趣味で負けない程度にポーカーがプレイできるようになりたい
アミューズメントやアプリゲームでポーカーをプレイしている方で、ルールはわかるけど、なかなか勝てなくて悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
私も2021年からポーカーを初めてYoutubeや本で勉強しています。強い人はとにかく”GTOツール”を使ってあらゆるシチュエーションを検討しているということはわかったのですが、値段が高かったり、難しそうでなかなか手をつけられませんでした。基本的には最強レベルを目指すにはGTOツールの活用は必須です。が、そこそこのレベルを目指すにはハードルが高いように思います。
なので、最速でそこそこ強いレベルを目指す”GTOツール”の活用について考えてみました。特にGTOツールを使ってみたいけど、ツールごとの特徴やどう活用すればいいかわからない人は参考にしていただきたいです。
目次
GTOツールとは

まずはGTOについて説明します。
GTOというのは、Game Theory Optionalの略で最適なゲーム理論のことです。ポーカーで考えると、相手がどんなプレーをしてきても、相手に弱みをつけこまれない戦略のことです。
もっと簡単に言うと、誰が相手であっても、シチュエーション別に最も利益につながりやすいプレイを教えてくれるものです。なので、GTOのプレイ=ポーカーで最も負けにくい基本的なプレイとなります。
GTOツールとは、シチュエーション別にGTOのプレイを教えてくれるソフトになります。いろいろな種類がありますので、その特徴について次項で紹介します。自身のレベルと性格に合わせて最適なツールを選んで見てください。
GTOツール比較
主なGTOツールとしては以下のものがあります。価格/メリット/デメリット、どういった方におすすめかをまとめてみました。価格は初中級者が使うであろうプランの価格としています。
なお、よくプレイする条件としては、KKPOKERのFLASHやPOKERSTARSのZOOMのような、6人マックスのノーリミットホールデムと想定しています。
トーナメントや9人MAXのテーブルや、ヘッズアップなどプレイするゲームによって適するものも異なると思いますので、それぞれのリンクをご確認ください。
ツール | 価格 | メリット | デメリット |
Pio SOLVER PC |
$475 (買い切り) |
・使用者が多いので、ネットで調べやすい |
・条件設定が複雑 |
GTO+ PC |
$75 (買い切り) |
・価格が安い | ・使用者が少ない ・計算に時間がかかる |
GTO Wizard PC |
$99/月 | ・計算が不要で確認が早い ・状況別のトレーニングができる ・プレイ履歴を分析して、ダメなハンドを教えてくれる |
・ベットサイズなどを細かく設定できない ・価格が高い/買い切りじゃない |
Poker Solver + スマホ |
2,100円/月 36,800円 (買い切り) |
・計算が不要で確認が早い | ・条件やベットサイズが細かく設定できない |
Poker Snowie PC/スマホ |
11,000円/年 | ・価格が安い ・プレイ履歴を分析して、ダメだったハンドを教えてくれる |
・レンジでの検討がし辛い |
<ポーカーでプロを目指す方>
・GTO WizardとPio SOLVERの併用
プレイしながら気になったハンドをGTO Wizardで検証&ポジションや状況による変化についてPio SOLVERを使って勉強する。これらはお金も時間もかかりますが、本気で強くなるにはしっかり勉強することが必須です。
<中級者を最速で目指す>
・PCをメインに使用する場合
⇒GTO Wizardで気になったハンドの検証&ポジションや状況変化についても勉強する。ベットサイズが限られるため、PioSOLVERには劣るものの、計算結果が即反映されるため、ある程度のレベルまでは問題ないと思われます。
・スマホで気軽に勉強したい場合
⇒気になるハンドをPoker Solver +で検証する。初めのうちはどれが間違いかわからないため、POKER Snowieにプレイしたハンドを読み込ませて、間違っているハンドから順に検証する。
自分はなるべく買い切りがよかったので、なるべく安い価格のやり方を当分試してみようと思っています。現状はポーカースターズの10NLで収支トントンぐらいのレベルです。
Poker Solver+とは

Poker Solver+はスマートフォンのアプリでiphone版とアンドロイド版があります。
学習できるポーカーのシチュエーションはトーナメント(8人MAX)/キャッシュゲーム(6人MAX)/スピンゲーム(3人MAX/スタック小)の3パターンです。
■買い切りが可能
とりあえず1か月試してみて、購入することができる。機能的にはGTO WIZARDのほうが優れているが、2022年3月時点では定期購入しかできないのが難点。
■計算に時間がかからない
PioSOLVERは細かい条件の設定が可能だが、計算に時間がかかる。Solver+はPioSOLVERで計算した結果が保存されているため、すぐに結果を確認することができる。
■プレイに反映しやすい
利益的になるおすすめのベットサイズでのプレイを教えてくれるため、実際のプレイに反映させやすいです(小さいベット/ポットの33%、大きいベット/ポットの75%やポットベット、オールイン)。PioSOLVERやGTO WIZARDはベットサイズが細かく設定できるため、その通りプレイできることがより利益的な反面、実際にプレイする際に覚えるべきことが多くあるということになります。
■細かい設定ができない
ベットサイズの設定ができない、3way以上での検討ができない、スタック量の設定ができないなど、自由度が低い
実際の使い方はまた別の記事を書いて紹介しようと思います。
ソルバープラスとスノーウィーで初級者から中級者を目指す
初心者のうちはどういったプレイがミスなのかわからないと思います。そこで大きな力を発揮するのが、Poker Snowieです。これと、ソルバープラスを組み合わせたおすすめの使い方をご紹介します。
特にオンラインのPoker Starsのzoomなどでは、実際にプレイしたハンドを読み込ませることで、大きなミスだけ抽出してくれます。
1、スノーウィーにプレイしたハンドを読み込ませる。
上の画像は私がプレイした1,319ハンドのうち、10個大きなミスがあったことを教えてくれています。
2、致命的ミスを確認(スノーウィー)
”致命的ミスを解析”をクリックすると、どのハンドのプレイでミスがあったかを詳しく見ることができます。

これはあくまで、このハンドの場合での最適なプレイのため、レンジで確認ができません。ここで、ソルバープラスにこのハンドを入力してレンジについて検討します。
3、ソルバープラスにハンドを入力


EV(期待値)の最も高いアクションをすることが、最も利益的になるため、このアクションをまずは真似をすることが重要です。もちろん、それぞれなぜそのアクションをするべきなのか理由があるはずなので、その理由を考えることが重要ですが、わからないときはとりあえず、そのまま真似をしておきましょう。いずれ、勉強を続けていればあのアクションはこういう意味だったのかと理解できるときが来ると思います。

ソルバープラスでは、プリフロップ/フロップ/ターン/リバーでの推奨アクションとともにそれぞれどのハンドのときのアクションかレンジで教えてくれます。リバーへ進行するにつれてお互いの持ちうるハンドが狭まっていくのがわかります。また、レンジで考えたときに自分と相手のどちらが有利かどうか、ブラフに適しているかどうかなど考える検討材料となります。
なお、スノーウィーの登録についてはコチラの記事をご参照ください。
終わりに
私は2021年1月からポーカーを始めたばかりです。1日30分ぐらいオンラインでゲームをしていますが、今はまだトントンが精一杯です。いずれは遊びながら時給1000円ぐらいになったらいいなと思っています。
今後は上記やり方でいろんな状況での最適なプレイを紹介していきたいと思います。