こんにちは、ノリオです。今日は、「マンガでよくわかる 子どもが変わる怒らない子育て」の書評レビューです。
目次
なぜこの本を取り上げたか
令和元年6月に第二子が生まれ、子育て中の我が家において、第一子(4歳)にどうしてもイライラしてしまうことが増えました。夫婦ともにイライラしたり、必要以上に怒ったりしないようにするためにどうすれば良いか、そのヒントが見つかればと思ったため。
本の印象
各章の始めに数ページの漫画があり、その後文章で筆者の実際の体験などを交えて解説という形式で、とても読みやすく、数時間で読了できた。まず、怒りの種類の分類⇨コントロールの仕方⇨子どもへの伝え方という流れで進んでいきます。本書内の子供はすぐに優良児になるため、こんな簡単ではないとも思いますが、誰でも怒られるのは好きではないですし、試して損はない内容だと思います。また、タイトルにも書きましたが、子育てに限らず普段の生活の中で誰かに何かを伝える際に応用できるものです。
こんな人にオススメ
普段、気分が落ち込んでたり、疲れていたりすると反射的に怒ってしまうことに嫌気がさしている人、子供が何を言ってもいうことを聞いてくれなくて困っている人などにおすすめです。
中身の紹介1
本書の内容で、今すぐ始めようと思ったものを二つ紹介します。一つ目は、イライラした時に問いかける魔法の呪文「誰の都合で怒ろうとしているのか」。これは、自身振り返ってみると、子供が言うことを聞かない、疲れてる時に妻が頼み事してくる/どうでもいい話をしてきたなど、自分の都合で怒っていることが多いなと感じました。子供のために片付けるように怒っているようで、実は自分が早く寝たいからとか、出かけたいからといったものが多かったように思います。これは、会社でも同様で、自分が後で大変になるからイライラすることが多く、その人のためを思って怒ることは少ないことに反省しました。
中身の紹介2
二つ目は怒りを四つに分けるという考え方です。まず、コントロールと重要度の二軸で怒りを分類します。重要且つコントロールできるもののみ対応する。その他はコントロールできても重要でないものや、そもそもコントロールできないので受け入れるか無視するという考え方です。
自身で考えると以下の感じになるかと思います。(4歳の長女についてです)
- コントロールできる/重要度大 次女の腕を引っ張るのをやめさせる
- コントロールできる/重要度小 おもちゃの片付けができない
- コントロールできない/重要度大 寝てる時のおねしょ
- コントロールできない/重要度小 眠くなると大きな声を出す
この考え方は子供への接し方だけでなく、仕事に対して、友人に対して、職場の仲間に対してなど全てに当てはまります。自分のコントロールできることを過小評価して諦めるのは良くないですが、コントロールできないことで悩むより、コントロールできることにフォーカスして取り組みたいです。
著者の具体的な紹介
嶋津良智氏。教育コンサルタント、一般社団法人日本リーダーズ学会代表理事。主な著書として、ベストセラーの「怒らない技術など」。