コロナウイルスで売上の落ちている今 中小企業がやるべきこと

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こんにちは、ノリオです。

今日は、コロナウイルスの現状と、今何をすべきかについてです。

基本的な考え方として、仕事が減るのは仕方がないと受け入れるしかないと思ってます。(マスクや消毒関連など特別な場合を除く。)

仕事が減る中で、売上の減少を同業他社より抑えて、固定費も抑えることでなんとかこの危機を乗り越えるためにどうすれば良いかを重点に考えています。

まずは、現状把握、次に何ができるかを冷静に見極めて取り組みたいです。

コロナウイルスによる仕事への影響 主に製造業〜

<社会>

海外:仕事含めて生活に必要な場合以外の外出を禁止している国がヨーロッパを中心に多数。工場についても生活用品や医療関係以外は基本的には停止している状態。

国内:不要不急の外出自粛を求めているものの、経済への影響を重視してか、平日の業務はほぼ通常通り。一方、4月初めからは自動車関係を中心に、国内工場の全部または一部について稼働停止が始まった。自動車部品のリードタイムは約1.5ヶ月らしいため、下請けへの影響は5月中頃から6月にかけて出る見通し。

<当社>

1月〜3月については売上が昨年比約2割減(赤字)。4月は更に悪化の見通し。残業なしで、納期に追われることなく仕事している状況。当社の売上の4割を占める大手電機メーカー2社に、コロナの影響をヒアリングしたところ、現時点では工場の稼働停止などは聞いていないが、今後はどうなるか分からないとのこと。余談ですが、大手電機メーカーではコロナウイルス対策として、納品の業者に対してマスク着用の義務化、守衛さんによる体温測定、渡航歴の確認を実施していました。

目次

コロナウイルスで仕事が減っている今、やるべきこと 〜資金繰り〜

何よりも大事なことは雇用を守りつつ、会社を倒産させないことだと考えています。そのためにはとにかく、資金をショートさせないこと、更に情報収集だと思っています。特に当社ぐらいの規模だと、政府の助成金がとても重要になります。

政府の支援策の一覧HP:支援策パンフレットに一覧が載っていてとても見やすいです。
内容は資金繰りの支援、中小企業の相談窓口、下請け企業への配慮要請など

この中で、特に中小企業で活用すべきものが融資と雇用調整助成金です。更に個人で仕事をされている方であれば持続化給付金かと思います。

それぞれ簡単に言うと以下の感じです。

<融資> 必要性:◎ 効果:◎

セーフティネット保証4・5号、危機関連保証、、無理子・無担保保証など。
⇨通常の借入に比べて金利が優遇されており、据置が5年間など返済猶予があるものもある。自社がどの融 資に該当するかは、取引銀行に確認すると詳しく教えてくれます。

自社でもどれを利用して借入を行うか検討中です。

<雇用調整助成金> 必要性:◎ 効果:◎

雇用調整助成金
⇨年間の出勤カレンダーと比べて、コロナウイルスによる仕事の減少に伴って休みを増やす場合(前年同月比5%以上減少)、増やした日数に応じて給与の一部を助成してくれるもの。

当社では仕事が少ないとどうしてもダラダラと仕事をしてしまうため、一所懸命仕事して、スパッと休む方がメリハリがつくとともに会社は助成金をもらえて、社員は休みが増えてwin-winとなると考えています。

こちらは労務士さんに相談して当社でも申請に向けて準備中です。当社はもともと隔週で土曜日が出勤でしたので、まずは土曜日を休みとする予定です。当社の申請の取り組みはこちらに詳細。

<持続化給付金> 必要性:○ 効果:▲

持続化給付金
⇨売上が前年同月比50%以上減少していて、単月売上を12倍した時に昨年の売上と比べて50%以上減少している場合に申請ができる。中小企業では金額が200万円と少額かつ申請条件が厳しいため効果はイマイチ。

売上と違って、助成金は単純に利益と考えれば、とにかく活用できるものを最大限活用すべきだと思います。そのためにも、毎日政府のHPをスマホのホーム画面に登録して、情報収集を怠らないようにしてます。

コロナウイルスで仕事が減っている今、やるべきこと 〜売上向上〜

コロナウイルスの影響で、担当者との接触機会は減らさないといけないので、各社へ営業に行くことは基本的にNGと考えています。

なので、これまで効果が低そうなので、取り組んでこなかったことでも行うことで、少しでも売り上げアップを目指したいと考えています。

1、インターネットの製造業マッチングサイトへの登録

製造業はいくつかマッチングのサイトがあります。基本的に新しい取引先は商談会or取引先からの紹介orHPからの問い合わせで徐々に増やしていますが、新たな出会いの場として検索できる限り登録してみようと思います。

2、過去に見積りの問い合わせのあった会社・取引のあった会社へメールでアプローチ

こちらは可能性が低いですが、完全な新規の顧客よりは可能性が多少上がると思うので1を実施後に取り組みます。

3、自社周辺の会社へHPからアプローチ

最近はHP上で協力会社を募っている会社を見かけるので、ダメ元でまずは10社を目標に連絡をしてみようと思います。2と並行して取り組みます。

大事なことは1円でも多く売上をアップして、少しでも赤字を食い止めることだと考えています。

おまけ 大手と中小企業売上減少に対する考え方

元々エリアを独占しているガス会社に勤めていたので、ふと考えてみました。

今の会社は15人しかおらず、預金などの経済資源は乏しいですが、仕事が減った分は努力で何とかできると思っています。

例えばトヨタは年間約1000万台販売していますが、今回のような世界的な不況の際にそれをキープする、若しくは他の事業で売上を補填することは不可能だと思います。

しかし、当社のような年間の売上が1億ちょっとの会社であれば、大きな会社のほんの少しの仕事が受注できれば、補填できます。

なので、こういうときでも前向きに何ができるか考えて営業していこうと思います。